一人暮らしするかお悩みの学生必見!一人暮らし vs 自宅通学
通い始めてみたけれど長時間の通学はちょっときついな。。」「ゼミが始まると学校に缶詰状態。学校の近くに住んだほうがいいのかな。。」「キャンパス移動で移動の時間がもったいない気がする。。」など学生生活が少し落ち着いてきた5月ごろから通学時間の問題もあり、自宅通いから一人暮らしや、お住み替えを考えられる学生様が増えてきています。
ただ、一人暮らしを始めるのはお金の問題もあって簡単にはいきません。どちらがいいのかを比較検証しましたのでぜひご参考にしてください。
通学時間と交通費の徹底比較

例えば、滋賀県長浜市から東大阪キャンパスまで通学している学生が一人暮らしした場合の通学時間と交通費を比較しました。
交通費 | 通学時間 | |
---|---|---|
一人暮らし | 0円 | 徒歩5〜15分 |
自宅通学(新幹線利用) | 長浜-長瀬間 1ヶ月 85,090円 | 1時間53分 |
自宅通学(在来線のみ) | 長浜-長瀬間 1ヶ月 36,280円 | 2時間25分 |
※出展:Yahoo 路線情報
米原駅から近鉄長瀬駅まで最短ルートは新幹線利用です。但し新幹線を使う分、30〜40分の時間短縮ができます定期代が2倍以上となります。
時間を有効活用したい人は一人暮らし派
通学を2時間以上かけて通っている場合、往復だと約5時間弱。通学に5時間を費やすとしたら1ヶ月で約100時間。この時間をバイトや友達との時間、サークル活動に充てることも可能です。
タイムパフォーマンスを第一に重視する方は一人暮らしを考えてみることをおすすめします。
1ヶ月の収入と支出の徹底比較

次に1ヶ月の収入と支出の内訳をみてみました。まず収入ですが、下宿・一人暮らしの大学生の1ヶ月の収入の平均額は124,290円。自宅・実家暮らしの大学生の1ヶ月の収入の平均額は64,350円です。
費目 | 一人暮らし | 自宅通学 |
---|---|---|
小遣い(自宅生)又は仕送り(下宿生) | 67,650円 | 10,980円 |
奨学金 | 20,640円 | 10,220円 |
アルバイト | 32,340円 | 40,910円 |
定職 | 490円 | 110円 |
その他 | 3,180円 | 2,130円 |
収入合計 | 124,290円 | 64,350円 |
どちらも小遣いや仕送り・奨学金で生活
一人暮らしの学生と自宅生の学生の収入の内訳を比較すると、一人暮らしの学生の方が生活費や学費を賄うためにより多くの収入を必要としています。彼らはアルバイトや奨学金、自己の努力によって収入を得ています。一方、自宅生の学生は家族からの経済的なサポートを受けることができ、小遣いや奨学金、アルバイトなどの収入源を持っています。収入は一人暮らしの学生に比べて少なくなる傾向があります。
経済的な負担が少ないのは自宅生
収入の違いは、大学生活における生活スタイルや負担の違いによるものです。一人暮らしの学生は生活費や学費を全て自己負担する必要があるため、多くの収入が必要です。一方、自宅生の学生は家族のサポートを受けることができるため、経済的な負担が軽減されます。一人暮らしの学生は仕送りや奨学金、アルバイトの収入額によって生活スタイルが大きく左右されるリスクがあるともいえます。
続いて、下宿・一人暮らしの大学生の1ヶ月の支出は123,630円、自宅・実家暮らしの大学生の1ヶ月の支出平均額は6万3,580円で、内訳は下記の通りです。
費目 | 一人暮らし | 自宅通学 |
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食費 | 24,130円 | 11,390円 |
住居費 | 53,020円 | 330円 |
交通費 | 4,210円 | 9,340円 |
教養娯楽費 | 13,270円 | 13,410円 |
書籍費 | 1,540円 | 1,520円 |
勉学費 | 1,430円 | 1,290円 |
日常費 | 7,430円 | 5,720円 |
電話代 | 3,460円 | 1,710円 |
その他 | 2,170円 | 1,920円 |
貯金・繰越 | 12,970円 | 16,950円 |
支出合計 | 123,630円 | 63,580円 |
食費について
一人暮らしの人の1ヶ月の食費は24,130円に対して、自宅生の人の1ヶ月の食費は11,390円となっています。一人暮らしの人は、自炊や外食の頻度が高いため、食費の額が大きくなる傾向があります。一方、自宅生の人は家族と共に暮らしているため、家計の節約が可能であり、食費も抑えられています。
住居費について
一人暮らしの人の1ヶ月の住居費は53,020円に対して、自宅生の人の1ヶ月の住居費は330円となっています。一人暮らしの人は賃貸物件などの家賃を支払う必要があり、その分費用がかさんでいます。一方、自宅生の人は家族の所有する住宅に居住しているため、住居費は非常に低くなっています。
明確な違いは食費や住居費
一人暮らしの人と自宅生の人の1ヶ月の支出の内訳を比較すると、いくつかの項目で明確な違いが見られます。一人暮らしの人は食費や住居費などの支出が相対的に高くなる傾向があります。これは、独自の生活空間を維持するために個人的な負担が増えるからです。一方、自宅生の人は家族との共同生活により住居費や食費の節約が可能であり、貯金額も比較的高くなっています。
両者のメリット・デメリット

両者のメリット・デメリットについてさまざまなご意見をまとめてみました。
一人暮らしのメリット
自由度が高く、自分のペースで生活できる。
責任感が身につく。自分で家事や生活費の管理をしなければならないため、自立心が養われる。
人との交流が増える。ルームシェアをする場合は、ルームメイトとのコミュニケーションや共同生活が求められるため、新しい出会いや人間関係の構築ができる。
一人暮らしのデメリット
家事や生活費の負担が大きい。自分で全てをやらなければならないため、時間やお金がかかる。
寂しさや孤独感が生じることがある。一人で過ごす時間が増えるため、心理的に負担を感じることがある。
安全面に注意が必要。危険な場所に住む場合は、防犯対策が必要である。
自宅生のメリット
家事や生活費を抑えられる。家族と共同生活をしているため、家事分担や共同購入によって負担を軽減できる。
家族とのコミュニケーションが取りやすい。一緒に生活をしているため、会話や交流が日常的にできる。
安定感がある。家族がいるため、安心感や精神的な支えになることがある。
自宅生のデメリット
自由度が低い。家族のルールや時間割に縛られることがあるため、自分のペースで生活できないことがある。
自立心が養われにくい。家族に支えられているため、自分で考えたり行動したりすることが少なくなることがある。
家族との関係性が悪化することがある。家族との共同生活は、意見や価値観の違いからトラブルになることもある。
どちらを選択するかは学生と親御さんで
最終的な選択は、学生自身が自分の状況や目標をよく考え、バランスを取ることが重要です。一人暮らしと実家暮らしの両方にはメリットとデメリットがありますが、自己成長や独立心を重視するなら一人暮らしが適しているかもしれません。しかし、経済的な負担や家族との絆を大切にする場合は実家暮らしが良い選択かもしれません。 親御さんとよく話あって自分にとってベストな選択をして学生生活を充実させてください。一人暮らしのご相談はもちろん承っております。どんなことでもお気軽にご相談くださいませ。